リニア計画に異論「速さだけが夢なのか」に反論せずにいられなくて

余りにも酷い記事だったので何も言わずにいられなくなったので書き連ねます。

リニア計画関連のニュースやコラムは何故だか論理破綻しているものが多い気がする。

例えば、
【リニア中央新幹線】発券機に待合室、売店もなし 簡素すぎる駅に改善求める地元 - MSN産経ニュース

JR東海は当初、駅の設置を希望した地元自治体に建設費の負担を求めていた。ただ、負担軽減の声は根強く、同社は交渉難航による完成の遅れを嫌い、構造を簡素化、地元負担ゼロに方針を転換した。同社は新しい形態の中間駅を目指すが、中津川市の関係者からは「せっかくの駅なのに、活気のある駅にしてほしい」との声も漏れる。

JR東海「駅が欲しいのでしたら、これぐらいのご負担宜しくお願いします。」
モンスター市関係者A「えー、いやだー」
モンスター市関係者B「もっと負担額減らせよー」
モンスター市関係者C「もっと特色を持った駅にしろよー」
JR東海「(・・・このままでは完成が何時になることやら、そうだ!こうしよう。)」
JR東海「こちらで最低限の駅は建設します。この駅はネット予約のみですので切符売り場はありません。」
モンスター市関係者ABC「困難じゃ嫌だ!もっと豪華にしろ!!」
JR東海「(・・・負担したくないって言われたのに・・・。)」

ここの否定派の意見を見ても感情に任せた反論が多すぎて・・・。
意見:リニア新幹線VS東海道新幹線シミュレーション。たいして時間は変わらない驚愕の結果

では早速本題へ

「夢を見るのもいいが、覚めてしまえば夢は終わる」

良いですよね。
戦後の高度経済成長も東京オリンピックもバブルも経験されてるんですから。
今の若者(10代,20代)はそんな経験はほぼ皆無です。
70代の方はこの世に居る可能性は低いですが僕を含め若者世代はまだ現役です。
そんな時にリニア開業というようなイベントの1つや2つ合っても良いじゃないですか。

政策評価、公共計画の専門家として、国内外の大規模プロジェクトの成否を検証してきた経験に照らし、そう断言した。

このおじ様、経験とか哲学とか感覚的な意見ばかりで本当に教授なのかと疑ってしまいます。
あ・・・、冒頭にお察しくださいの一文がありますね。
少なくともこの業界の第一線の方ではないのでしょう。

引き合いに出すのが超音速旅客機コンコルドのたどった末路だ。音速の2倍を誇り、1976年に実用化。だが、燃費が悪く、飛行距離が短い上に料金は4倍、ひどい騒音も快適な空の旅とは程遠かった。2000年、パリ郊外の空港で墜落事故を起こし、終焉を迎えた。

調べてみると、確かにリニアは新幹線よりは燃費は悪い。ただ、料金は僅かな値上げで、騒音についても風切り音が主らしくそこら辺は対策済みのようです。
恐らく安全性のことを最後の一文で言いたいのかと思いますが、コンコルドとの比較では何か違う気がします。
せめて国産の類似ケースを出すべきかと。(存在するかどうかは別として)

 リニアはどうか。「スローライフという言葉があるように、遅い方がいいという人もいれば、速ければいいという人もいる。両方、正しい。ただ、リニアの売りは速さだけだ。ルートの8割がトンネルで、車窓から富士山の風景も楽しめない。利用者のニーズを理解し、ほかの価値よりも高速性が求められているのだから、リニアを選択したという哲学が感じられない」

トレードオフと言う言葉をご存じないようです。
極端な話、ワープが実現してもこんなこと言うのでしょうか?

他にも色々ありますが、取りあえずここまで。